シールのデータを作成する際に使用するデータ形式はいくつかありますが、1番一般的なものがイラストレーターでしょう。ネットプリントに発注したり、印刷会社でシールを印刷する際に必要な、入イラストレーターで作成したデータのチェックしたいポイントをまとめました。
特に初めての場合は、データに不備が無いかキチンと確認をしましょう。入稿条件は印刷会社によって違いますので、個別に入稿規定をチェックしましょう。
まずはチェックシートを確認!詳しくは下で説明します。
シールのAI入稿データチェックリスト
- 文字のアウトライン化がされているか
- 文字が小さすぎないか
- 抜きあたり(カットライン)があるか
- トリムマークが付いているか
- 塗り足しがあるか
- 抜きあたりより1mm以上内側に文字やイラストがあるか
- 画像の解像度は300dpi以上か
- 色がCMYKになっているか
- 入稿データの画像抜け漏れがないか
シール入稿時の注意点
フォント(文字)について
- フォントを含むデータは必ず【アウトライン化】してください。
アウトラインをしていないと、シール作成時に文字化けを起こす場合があります。アウトライン化をしていれば、入稿どおりに仕上がります。
- 6px以上の文字で作成しましょう
小さすぎる文字は、文字がつぶれてしまったり変形する可能性があります。かならず6px以上の文字を使いましょう。
抜きアタリについて
抜きあたりとは、シールのカットするラインのこと言います。
- データ通りの形でシールを作りたい場合には、シールの仕上がり線となる【抜きアタリ】が必要です。抜きあたりにシールの抜き加工を施します。
- 【抜きアタリ】は、0.1ミリの黒罫線(黒いシールの場合は白罫線)で作成し、【トリムマーク(トンボ)】を付けてください。
注意点
- 鋭角の入らないパスデータで作成しましょう。
- 0.1mmの黒罫線で作成してトリムマークをつけましょう。
※鋭角とは丸みの無いものです。
鋭角がないゆるやかなパスで作成しましょう。
めくるときに敗れる恐れがあり、また、キレイにシールの切り抜きが出来ない場合があります。
塗り足し
シールの加工をする時、すこし外に抜きズレが起こっても大丈夫なように、実際の線よりも3mm以上の塗り足しが必要です。こうすることで、抜きがずれた際に、そふちの部分が白くなってしまうことを防ぎます。
文字やイラストの配置
シールの中に文字やイラストなどを配置する際、かならずカットラインの1mm内側に納めましょう。カットする際に切れてしまう恐れがあります。
画像について
- 解像度のチェック
シールに画像(写真等)を使う場合、その解像度には十分注意してください。72dpiの画像はWEB上ではきれいに見えますが、印刷をするとぼやけてしまいます。300dpi、できれが350dpiの画像を使いましょう。
- データの抜け漏れ
画像データをリンクにしている際は、入稿データに画像フォルダがあるか確認しましょう。また、リンク先がきちんとそのフォルダの写真になっているかチェックしましょう。
色の確認
印刷をする場合、色はRGBカラーではなくCMYKカラーで作りましょう。特色などを使用すると、CMYKに変換して印刷がされるので注意しましょう。
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